時代が移ろい、人びとの心の在り方も変わっていく中で、
公園に求められる役割や機能も、時とともに変わっていくのだと思います。
ただ、そこに遊具があり、
原っぱがあるだけで"公園"と言えるのだろうか。
人びとがそこを「使う」だけの空間でいいのだろうか。
公園のもつ可能性は無限大です。
ことに「桜丘すみれば自然庭園」のポテンシャルは
限りなく高いと思っています。
新しい公園像とは何か。
みなさんと一緒に考え、求めていきたいと考えます。
さまざまな英知と出会いながら、新しい公園像をめざし、
そして、私たちの未来を耕すための「世田谷すみれば大学」です。
世田谷すみれば大学のマークは、
スミレの「タネ」をモチーフとしています。
花の時期が終わると
「タネ」を飛ばして仲間を増やすスミレのように、
知の「タネ」を蒔き、
コミュニティの花を咲かせます。
公開講座 *どなたでも参加できます
人間にとっての生物多様性
7月13日(土)13:30 - 15:30
場所 :世田谷区立桜丘すみれば自然庭園
講師 :内田 圭氏 /東京都市大学環境学部准教授
近年ニュースにもよく取り上げられるようになった「生物多様性」。それの言葉が指すものと人間生活がどう影響しあっているのか、考えたことがありますか?生物多様性というと、自然界の生き物をまもることのように思いがちですが、実は私たち人間にとってとても重要なことなのです。生物多様性は私たちの生活文化と密接に関わるもので、その損失は歴史文化の喪失にも繋がります。また心身の健康にも影響するといった最近の研究も増えています。
今回のすみれば大学では、改めて人間にとっての「生物多様性」の重要性をさまざまな研究成果を交えて紹介いただきます。この機会を通じて、すみれば自然庭園での活動について皆さんと一緒に考えたいと思います。
*参加費無料
*申込不要。直接会場にお越しください。
▪️これまで開講した講座
公開講座
クリスティアン・ディマーさんに学ぶ
トランジション・デザイン
〜持続可能な社会への移行をデザインするって、
どういうことですか?〜
5月14日(土)14:00 - 16:00
場所 :世田谷区立桜丘すみれば自然庭園
講師 :クリスティアン・ディマ氏
/早稲田大学国際学術院国際教養学部准教授